東芝は1兆円を越える損失を抱えてるそうで、優に東芝の純資産を越えてる訳だから、経団連の支持母体である東芝が外人の公認会計士から監査意見の表明を与えられないともなれば、東芝の経営陣の責任とともに国政への関与を続けてきた経団連への責めは免れないと思う。

 日本の家計の貯蓄を掻き集めた機関投資家と呼ばれる法人の経営を官僚出身者が与り、さらに産業界で優位に立つ大組織の経営に与る姿は日本の繁栄を築いた功も有ったとして中国共産党が支配する国の姿と変わらない。

 憶い出すことは往年の東大で企業財務を講じていた諸井勝之助さんや若杉敬明さんらの著書がいきなり固定資産・負債に関わる説明から始まり、運転資本の事柄は全く無いか最後に付け加えられているかしていたことで、アメリカではMicrosoftやGoogleのように巨大化したIT産業の法人がワシントンにロビイストを囲ってることを非難する声が聞かれる一方、カリフォルニア州のIT産業で活動する企業人らにはワシントンとの関わりを厭う声が圧倒的であることは日本の産業と自民党政治が21世紀の時代を迎えて大きな曲がり角に来ていることを仄めかしていると思う。

 日本は銀行融資の機会を得ない無資本の企業家が育つ土壌を培わねばならない時代を迎えた。

【ブログ背景画像解題】
 相模湾岸にて江ノ島と南北に向き合う荒崎は湘南の景勝地の一つとして知る人ぞ知る地ですが、源義経の郎党であった鈴木重家の卑属が建立したとの伝承を遺す熊野神社の境内からは爽快な眺めが満喫できます。

 鈴木重家の生家となる紀伊・名草郡藤白浦を本拠とした藤白鈴木家は饒速日(ニギハヤヒ)命の後裔という出雲族の流れとされ、多弁(たわき)宿禰を祖として古代朝廷にて穂積臣と称された水軍の武家でした。

 鎌倉幕府御家人として承久の乱後に尾張守護に補せられ幕府では評定衆を任ぜられた中条家長の後裔は長らく三河・賀茂郡下の高橋荘を営み、中条氏の配下にも藤白鈴木家が在ったことを伝えます。

 徳川家康の高祖父として三河・額田郡下の岩津城を北条早雲こと伊勢宗瑞率いる今川氏の軍勢に囲まれた松平長親の母方祖父を鈴木重勝と伝え、藤白鈴木家から岐れた武家として伊豆半島にて相模湾岸となる稲取岬を拠点とした江梨鈴木家は小田原北条氏の配下にて水軍の将を務めた武家でした。