去年米大統領選に向けた全米政党の候補を選定する予備選で俄かに注目されたバーニー・サンダース候補が全米の若者らから熱狂的な支持を集めながら、ウォール・ストリートに親しいヒラリーに妥協して自ら予備選で争うのを断念したのはヒラリーの当選以上に危惧したトランプ候補の台頭であった。

 そうして、トランプ政権の閣僚に就いた人々にはゴールドマン・サックスから財務長官のスティーブン・ムニューチン氏が、国家経済会議委員長にはゴールドマン・サックスのChief Operative Officerのギャリー・コーン氏が現れた訳で、去年全米から注目を集めた老政治家が危惧した通りとなった。

 トランプ政権の国務長官はエクソン・モービルのChief Executive Officerであるし、アメリカで最も世界的な銭ゲバらを主要閣僚に任じた政権がトランプ政権だ。

 中でも、日本人の記憶に比較的新しい人物として目を惹くのが商務長官に就いたウィルバー・ロス氏だ。

 この人物の名前を日本のマス・メディアで記憶した人はかなり多いと思われるが、3年前フォーブス誌で純資産を29億ドルと伝えた世界有数の富豪がドナルド・トランプと識り合ったのはロスチャイルド家の事業で働いていた時だったという。

 1999年破綻した関西の幸福銀行譲受を引き受けると喧伝されたロスチャイルドの事業を担っていたウィルバー・ロス氏は翌年ロスチャイルドの事業から独立して興した自らの会社で引き受け、さらに翌年金融庁はウィルバー・ロス氏の会社が発起した関西さわやかに銀行業の免許を与えた。

 きっと、トランプ政権は日本をしゃぶり尽くすわね